会話

　見ず知らずの人の元へ自殺予告が届くって切ない事ですよね。周りに、辛いことがあっても相談できないってことでしょう。止めて欲しくてもそうしても貰えないと思っているのか、相談したところで意味がないと思っているのか。まぁ、私を見てっていう主張だけなら――愉快犯なら、勝手にしてろと思うけれどもね。
コミュニケーション不全なんだよなぁ、きっと。そういう人たぶん多いんだろうなと思うけど。浅い話はできても深いところまで曝け出すのはけっこう勇気のいることですし。内面のどろどろした部分、あんまり認めたくもないしー。というか、改めて見つめたくない。誰かに話すにはそれを認識しなきゃいけないわけで、それが苦痛なら誰にも話さないのが一番っていう、悪循環っすよねぇ。
相談事があるときに誰に話すかというアンケート？で、親という解答が多かったらしいです。私はよく知らないのですが。というか私は友人のほうが話通じやすいんじゃないかと思ってたので、ちょっと意外。因みに私の場合は親という選択肢はほぼないと言えます。うちの場合は親が教員ですから。…なんだろう、どっちが先って訳でもないんだけど、教員は信用してない。教員である親のことも信用してない。　てか、駄目人間は完璧に否定されるのわかってるからわざわざ言う必要もないっつーか。
　以前、N宮せんせに言われたんですけどね。ちゃんと会話することは大事だって。どうせなら、中学くらいまでにN宮せんせに会いたかったよ。大学生になって初めて信頼してもいいんじゃないかと思える先生に出会ったんだもの。ちょっと遅すぎたかな、と。
あぁ……私の教員嫌いって中学に始まったのかも。姉と比べられることもあったし、母のことを知ってる方も多かったし。
でもそれでも、きっと会話する機会をもっと持つようにしていればちょっと違ったのかなーとも思うんですがねー。或いはもっと多感な時期に産むつもりなかったのにーと言われたかもしれませんがね。そう思っててもいいから、せめてその言葉は私の前でだけは言わないで欲しかったです。今でも。

　深いところまで話せる相手を持てたらそれはとても幸せなことなんだろうなとは思うけれど。それまで作ってきたイメージをぶち壊して話せる相手がいるかと言われると難しいところです。似たような思考の人に話せば共感しあえるけれど、違う考えを見出せないのが痛いところ。でも相手がそれを否定するのを解っていると話せないし……あまり気分のいい話題でもないから。
やっぱり一人でいるほうが気楽でいいんですよねー。痛いところは見ずに済むし。それじゃ駄目だと言われても、なかなか踏み出す勇気を持てないんですよ。ごめん、N宮せんせ。せっかく貰ったアドバイス、けっこう経った今でも全然いかせてないんだorz